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歌は「心」です。最終的には・・。

しかしながら、「心」で歌う権利をもつのは、「技術」が、ある水準を超えた人にのみ許される行為だと考えます。

例えば。

目の前で、涙をこぼしながら歌っているのをみて、聞いた人(見た人?)が共感することは、あるでしょう。しかし、その歌を録音し、まったく別の形で聴いてみれば・・トッププロ・・の方を除いて、おおむねかなり残念な歌になっているものです(笑)

では、「技術」とは何か?

腹式呼吸で、少しでも丹田近くまで横隔膜をひきさげ、大量の空気を摂取すること・・。マイクなしの状態で、1000人のリスナーに歌声をとどけること・・。発声練習で4オクターブを特定の母音でだせること・・。

暴論だ!・・と御叱りを覚悟で言えば、「声楽家」をめざす方以外の、歌を表現したい方には、必要のないものだと考えます。

(音域・・に関しては、5オクターブあたりまで広げてしまえば、それだけで、素晴らしい「商品としての売り」にはなるとおもいますが・・)

サウンドプロデュースやレコーディングのチーフディレクションも長年やってきましたので、リアルに言わせていただきますと・・。少なくとも、日本のSHOWBIZの中で要求される音域はほとんど2オクターブ以内です。

ちなみに、ボーカルレコーディングの時は、一曲まるごと歌っているわけではありません。失敗したところだけ、録り直す・・ということを重ね、一曲にしていきます。ですから、ツアーなどライブで歌う場合、キーを下げて演奏することも少なく在りません。(最近では、録音した歌は、パソコン上で音程が直せる時代になってきましたので、生で聞いたら「ガッカリ」・・なんてことも多くなっているようです(苦笑))

アマチュアのボーカルの方は、例えばステージやカラオケでカバー曲を歌うとき原曲のキーにこだわることが多いようですが、プロは逆に自分がもっとも良い表現ができるキーに変えます。故に、使える声・・の音域が2オクターブもあれば必要十分といってさしつかえないと思われます。

蛇足ですが・・。

ギターの方がイニシアチブをもっている「バンド」のボーカリストは、プロでも、ギターという楽器の性質上「半音下げた方が歌いやすいんですけど・・」という要望を「楽曲の雰囲気がかわるから・・」(通訳しますと・・「半音下げると、えらい弾きにくいんだよ!」)と却下される場合が多いですから、多少は無理を強いられることがあります・・(笑)。

では、何が必要なのか?

「正確な音程」と「ねらった音色」・・です。

前者は、「声」が最初につくられる「声帯」や、そのまわりの筋肉で

(解剖学的に言えば、おもに、声帯交差筋や輪状甲状筋というところです。個人的には「声帯の面積変える君」と「声帯ひっぱる君」と呼んでますが・・(笑))

後者は、それプラス口腔や鼻腔などの共鳴腔の形や、共鳴の中心の位置で決まります。

これらの筋肉達を自在にコントロールできるようになること・・。これが「心」で歌うための下準備です。

そして、それぞれの筋肉を鍛えるための個別のトレーニングがあります。このあたりも、きちんと理解した上でトレーニングをしたいものです。

たとえば、二の腕を細くしたい!っていう女性がいるとします。彼女は、重めのダンベルを購入し、日夜、体の前で引き上げるという運動をしました・・。

その結果・・腕は太くなってしまいます。

これは、上記の運動は、腕・・のトレーニングではありますが、使っている筋肉が二の腕の反対についている筋肉(上腕二頭筋)なので、二の腕にはほとんど効果がありません。また重めのダンベルを使った場合、脂肪を消費する運動ではなく、筋肉をビルドアップする運動になりますので、・・・・腕は逆に太くなります!(笑)

歌うこと・・。これは筋肉をつかった、れっきとした「スポーツ」だと認識しましょう。

また、正しい筋肉の鍛え方を憶えて、「正確な音程」と「ねらった音色」を手に入れるために、もう一つ重要なことがあります。

それが、「リミッターの解除」です。

これは、脳科学(正式には脳神経学)の考え方に基づくものです。一般的な「精神論」とは違うものであると認識しています。

一例を挙げてみましょう。

例えば、歌が苦手なA君に、ある音を長く伸ばしてみて!・・といってやらせると、3秒もしないうちに声が止まり・・「せ、先生!息が続きません!」と悲痛な叫びをあげることがあります(笑)(ちなみに、ちゃんと訓練した歌い手ならば最低30秒はロングトーンが可能です。)

もちろん、A君の肺活量が異常に小さい・・わけではありません。

では、なぜ?

・・・A君にとって、「歌」は「苦手」。その「苦手な歌」の一環として発声をしてしまうわけです。

そうすると、「苦手な歌」という行為を長時間(3秒でも、苦手な人にとっては長時間です)課される状態になります。

このことを「脳」は、「そんな長時間声をだすなんて!すぐさま中止したまえ!肺に空気がなくなって危険だ!」という認識にしてしまいます。

そして、仮声帯や喉頭蓋や舌根といった息をとめる部位に、「息を吐き出すこと(歌うこと)をやめろ!」という指令を出し、呼気をストップしてしまいます。

こういう経路で、実際には呼気が遮断されただけで、肺にはまだまだ空気はあるにもかかわらず、A君の「脳」の認識としては「息が苦しい!肺に息が残ってない!」という言語認識になってしまうのです!

こういうような「脳」のネガティブな(自己保全、生物学では広い意味でホメオシタシス)命令達が「リミッター」の正体です。

では、どうやって「リミッター」を外すか・・。

これもいろいろな方法の一つ・・ですが、

まず、A君には、効き足を前にして、縦に少し足をひらいて立ってもらいます。そして、A君が発声をしたとたんに、
その横でガイド役の人が、声を出しながら、ひざを折り、しゃがみこみ、ひざが地面につき、さらに手を前についてお祈りをするようなところまで・・という動きをします。

それを見ているA君にも同じ行動をとるようにしてもらいます。

これだけで、3秒で息が苦しいと言ったA君の声は、10秒以上に伸びます。つまり、「身体のバランスをとりながらしなければいけない行動・・を真似するという課題」をA君の「脳」に与えることにより、A君の「脳」に

「声を長く出し続ける何て危険なことやめなさい!」という命令を出させないようにしたのです。

つまり・・A君の「脳」を「ダマシた」わけです(笑)

この方法は、高い音が出にくい・・という方も一度ためしてみてください。横にガイドを勤めてくれる人がいないと成功率は下がってしまうかもしれませんが2半音くらいはこれだけで高い音がでることが多いのです。

ほんの一例・・ですが、メソッドには、「根拠」が必要であることをご理解いただけましたか?

「リミッターを解除」し、「正しい音程」と「ねらった音色」をコントロールする筋肉の精度を高め、その歌を10回歌った技術平均点が95点を超えるようになったら・・。「心」で歌いましょう。

それができたとき、アナタは本物のアーティストになります。

 
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